ホーム » Webサイトの基礎 » CTAとは?その目的や役割について解説します。

CTAとは?その目的や役割について解説します。

はじめに

制作会社とホームページ制作などをしていると「CTA」という言葉を聞かれて戸惑われた経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。CTAの辞書的な意味を知っていることも重要ですが、その目的や目指しているところも理解することで制作会社との会話にも参加できますし、管理したり制作を予定されている自社のホームページについてより深く考えて設計できるようになします。

そこでこの記事ではCTAとは何か、そしてどのようなことを目的としているのかについて解説します。

CTAとは?

ホームページの各ページにはサイト訪問者にとってもらいたい具体的な行動があります。その行動を喚起するためのボタンがCTAで、英語のCall to Actionを省略したものです。CTAにはボタンだけではなく、イメージやテキスト、バナーが使われる場合もあります。ホームページ全体やそのページの目的を達成(CV=コンバージョン)させるための行動喚起をうながす機能で、CVRにも大きく関係する重要要素です。

CTAを構成するものとは?

CTAは、次の3つの要素で構成されています。

  • CTAボタン
  • マイクロコピー
  • ラベリング

それぞれ詳しく解説します。

CTAボタン

CTAボタンとは、ユーザーのクリックを促し、コンバージョンへと導くためのボタンリンクを指します。CTAとCTAボタンは、ほとんど同じ意味で扱われることもあります。

マイクロコピー

マイクロコピーとは、CTAボタンの近くにあるテキストのことをいいます。ユーザーを目的の行動へとスムーズに案内する役割があります。

ラベリング

ラベリングは、CTAボタンの中で使用されるテキストです。ユーザーに促したい行動を記載します。

訪問者の知識や購買意欲のレベルに合わせたCTAを

CTAはサイト訪問者を目的のゴールに導くための行動を促す、いわば道案内のようなものです。

提示されたアクションを取ることで、自分が必要とする情報を入手できる、疑問が解決できる、あるいはこのサイトに聞けば情報や疑問の解決方法を提示してくれそうだと期待できることを、ユーザーに示しつつ先に進めるという道案内をするのがCTAに求められる役割です。

そのため、このホームページのこのページに来た人は「xxxを説明するとクリックしたくなるのではないか」「クリックするハードルを下げるためにはxxxが必要なのではないか」と仮説を立て、その仮説に沿って、クリックしたくなる気持ちを醸成し、行動をうながす、という全体設計が重要です。書籍等には色や形、大きさで変わることを説明されたものがあります。それもあながち間違いではありませんが、より、本質的に重要になってくるのはサイト全体、ページ全体の設計です。

そのためにはまず、ユーザーの目的は何で、その行動によりユーザーは何を得られるのかを明確にする必要があります。検索エンジン経由の場合と、SNS経由の場合、ブックマークしている人が繰り返し訪問する場合では熱量も異なります。どのターゲットに何を得てもらい、目的達成してもらうか、ホームページを構築するときにしっかり設計しておくことが重要です。

CTAの重要性

ホームページにおいて売り上げを拡大することは一つの大きな目標です。このCTAは目標達成の手前の中間目標に相当し、コンバージョン数を増やすことは目標を達成する上で非常に重要なポイントです。そして、 コンバージョン数増加のためには、CTAで訴求することや、CTAまで誘導することが重要になってきます。

ホームページの管理者や運営者、責任者の方々から最も多くいただくご相談のひとつは期待したほどお問合せ数が増えないのでどうしたらよいか、というものです。だからリニューアルを、とお考えの方もいらっしゃいます。しかし、リニューアルするには高額な費用が必要となりますし、リニューアルしたとしてもお問合せ件数が増える確証はありません。それでリニューアルするのは一か八かのような賭けに出るようなものです。

一方で上にも説明したとおり、CTAとそこまでの誘導の仕方は非常に重要です。つまり、ホームページ全体をリニューアルしなくても、CTAのラベリングやマイクロコピーを少し変えたり設置の工夫を行ったりするだけで、コンバージョン率が大きく改善する可能性があるからです。あるいはCTAまでのコンテンツを変えることによっても可能です。これによって数十%から2倍、3倍のお問合せ数につながることは珍しいことではありません。それくらいCPAは重要なのです。

サイトへ訪問するユーザーは、何か悩みや課題、疑問を抱えています。CTAの文章量は決して多くないですが、ユーザーが思わず反応するようなニーズを捉えたマイクロコピーやラベリングを作成することで、コンバージョン数の大きな向上も見込めます。

効果的なCTAは、具体的な文章やデザイン、設置場所を工夫し、ユーザーに促したい行動を簡潔かつ的確に伝えています。ユーザーが取るべき行動や、行動することで得られるメリットがひと目でわかるため、コンバージョンへと誘導しやすくなります。

まとめ

この記事ではCTAの意味とその役割や重要性について解説しました。まずは現状のホームページがどのようになっているか確認しましょう。お問合せ数を増やすのにリニューアルしないで改善できる点はないか検討しましょう。リニューアルを前提にしている場合でも自社や他社の現状を見てどのようにCTAを設置するのが適切か、検討しましょう。

合同会社中丸屋ではホームページ制作を行っています。これまでCTAの改善で数十%アップの経験など多数ございますので、お問合せ数が増えないとお悩みの方は是非、ご相談ください。

上部へスクロール