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あまり知られてない?ホームページのフッターの役割

ほとんどのホームページにあるフッター。でもあれって、単なる装飾ではないってご存じでした?

ホームページ制作やウェブライティングを専門でやっている方以外はその役割についてはあまり知られていないかもしれません。そこでこの記事でフッターの役割について解説します。

 

フッターとは?

フッターとは、ホームページの最下部に配置されたパーツです。ヘッダーと同様、ホームページ内の全ページ共通で使用されるパーツです。存在を知らない、見たことない、と言う方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。

 

フッターは何のためにある?

ユーザーはどんな場所であっても何らかのアクションを起こすことができますが、とりわけコンテンツの終わり付近はブラウザバックを含め、アクションを起こしやすい場所です。

これは別な見方をすればフッターエリアはページの下部に設置されることから、次の行動を促す仕掛けを用意することでホームページ内の他のページを見てもらえる可能性が高まるとも言えます。

あるコンテンツを読み終わったとき、自分にとって気になる記事のタイトルが目線の近くに書かれていたら、ブラウザバックしないで、その気になるページに飛んでその記事を読んだ経験は多くの方がお持ちではないでしょうか。

そのほか、実店舗に関する情報や画像(ロゴマーク)を載せておくことでブランドイメージ向上につながりやすくなります。ビジネスにすぐにつなげるものではありませんが、サイト訪問者をファンにして、将来の見込み客になってくれやすくなります。

このようにフッターに行動を促すきっかけ、仕掛けを用意しておくことで期待した効果、成果に近づく可能性が高まります。

フッターをきっかけにホームページを回遊してもらいユーザーにそのホームページに長く滞在してもらえれば、結果として間接的に検索エンジンからの評価が高まります。つまり、フッターリンクはSEO対策において重要なポイントと言えます。

 

フッターには何を設置するのが良い?

かつてであればフッターの活用方法として作成日、利用条件、個人情報保護方針、サイトマップ、著作権表記などがこのフッターのエリアに表記されていました。

最近ではより多様化し、様々な内容が表示されています。活用例として以下のようなものがあります。

 

  • 回遊性を高めるホームページ内のリンク
  • サイト運営者について知ってもらう情報
  • リアルでの利便性を高める情報
  • ブランドを印象付けする画像

 

ひとつずつ解説していきます。

 

回遊性を高めるホームページ内のリンク

たとえばグローバルナビゲーションと同じリンク集をフッターにも表示するというものがあります。これは非常に多く使われている活用方法です。ページを最後まで読んでくれたユーザーが、スクロールしてヘッダーへ戻らなくてもページ移動ができるため、サイト訪問者にとって利便性向上につながります。

また、フッターにサイトマップ(ホームページ内の各ページの親子関係をツリー状にしたものをサイトマップと言います。)を設置することで、ユーザーは容易にページを移動できるようになります。また独立したサイトマップページに移動してから目的のページに飛ぶよりも、フッターにサイトマップを配置した方が、少ないクリック数で、かつ短い時間で目的のページに移動できます。サイト訪問者は短時間で目的のページで欲しい情報が入手できることでそのホームページを使いやすいと感じます。ある程度のページ数があるホームページでは採用をすすめられるフッターの活用方法です。

そのほか、サイドバーの代用を設置するという方法もあります。

たとえばPCでブログを開いたとき、多くのケースではコンテンツの右側に関連記事のバナーやリンクが配置されています。これだとコンテンツを読んでいるうちに目移りしてほかの記事のページに行ってしまうことがあります。そこで、サイドバーをあえて作らず、サイドバーに表示させるべき要素をフッターに設置する活用方法もあります。これにより、メインコンテンツエリアの幅を最大限に活かし、関連記事、おススメ記事をフッターに配置するものです。この方法だとコンテンツを最後まで読んでもらうことができると同時に、読み終わった後にフッターから別のページへ「ついで読み」を誘導することができます。

 

サイト運営者について知ってもらう情報

フッターまでスクロールしてくれるユーザーはそのサイトに興味を持ってくれている可能性があります。そのため、その特性を活かし、興味を持ってくれたユーザーにより興味を持ってもらうために、上の例のようにそのサイトで人気があるコンテンツや、関連のあるコンテンツへのリンクを張る事は大変有効です。また記事の内容に興味を持った訪問者の中にはそのサイトの運営者や運営会社についても知りたいと思った方も一定数いらっしゃるので、フッターにAboutなどを設置するのもいいでしょう。実際、多くのホームページではフッターからのAboutへのアクセスは多いものです。

Aboutページへのアクセスを誘導するのではなく、フッターに経営者・設立者のプロフィールを記載する方法も小規模経営のオーナーのサイトでの採用例も多く見かけます。

また、SNSやお問合せなど次の行動へ誘導するボタンやリンクの設置と言うのも多くのサイトで採用されています。

代表者やサイト管理者がTwitter・Facebook・InstagramなどのSNSサイトでも発信を行っている場合、フッターにSNSのリンクを設置することでSNSでの発信内容を閲覧できるようになります。より人間味のある発信がSNSでされているとファン化につながります。

SNSへの誘導リンクは一つではなく、複数のSNSが掲載されることも少なくありません。

 

リアルでの利便性を高める情報

電話番号・メールアドレス・地図・住所・資料請求へのリンクなどをフッターに設置することで、ユーザーがどのページからでもコンタクト情報を確認・利用することが出来るので大変便利です。

また、たとえば「カタログ請求」「メールでのお問い合わせ」「電話でのお問い合わせ」のようなボタンやバナーを設置することでビジネスにつながる可能性の高いアクションを促がします。またフッターが固定されているので、どのページからも目に入るようになっています。

ほかにもECサイトであれば、自社の一押し商品やサービスをこのエリアを使ってPRすれば、サイトを離れようとしていたユーザーを引き止めるきっかけになるかもしれません。送料や支払い方法・配達方法などを記載するのもよく採用される方法です。


この記事ではフッターの役割や設置目的について解説しました。
多くの人にとってフッターはホームページ全体の一部でしかなく、その重要性や役割を意識することは少ないかもしれません。さまざまな工夫することで、回遊性を高めることができたり、お問合せや資料請求、商品購入などにつながる可能性があります。
ホームページを新規に制作したりリニューアルしたりするときにはフッターが持つ特性をうまく活かし、ホームページ全体の成功につなげられないか検討しましょう。
合同会社中丸屋ではホームページ制作やその設計を行っています。この記事でご紹介したフッターに関しても設計、実装の経験も多数ございます。もし、どのような情報を載せるのが良いのか悩まれたりした際には気軽にご相談ください。

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